Tier表の算出方法
使用データ
星の翼の公式データサイトが公開している、レーティング6000〜8000帯の週次データ (勝率・PICK率・BAN率) のみを使用しています。取得できないデータ (手札採用率・試合数など) を推測で補完することはしません。
6000〜8000帯を採用しているのは、この帯だけがPICK加重平均勝率がちょうど50%になり (=帯内で対戦が閉じている)、「出場したときに勝つ確率」という勝率の定義が きれいに成立するためです。
各指標の意味
- 勝率 — そのキャラが出場したときに勝つ確率。
- PICK率 — ランダムに選んだ1人のプレイヤーの出場キャラがそれである確率 (全出場枠に占めるシェア)。
- BAN率 — 手札にあるときBANされる条件付き確率。全キャラ合計が 約1400%になることから、シェアではなく条件付き確率であることを確認済みです。
評価式
スコア = 勝率(縮小推定)×0.45 + BAN率×0.30 + BAN補正PICK×0.25
- 勝率の縮小推定 — PICK率が低いキャラの勝率は統計ノイズと 「使い込んだ人しか使わない」バイアスで上振れします。データ量に応じて 理論値50%へ引き戻すことで、まぐれの高勝率がそのまま上位に入ることを防ぎます。
- BAN補正PICK率 — PICK率 ÷ (1−BAN率)。BAN率70%のキャラは 「BANを通り抜けた試合」でしか出場できないため生のPICK率が実力より低く出ます。 BANによる間引きを補正した「本来の存在感」です。
- コスト内標準化 — 3指標はスケールが大きく異なるため、同コスト内で 中央値とばらつきを揃えてから合成します (頑健zスコア)。評価は常に 「同じコストの中での相対評価」です。
Tierの割り当て
スコアの絶対値 (頑健z単位) のしきい値で S / A+ / A / A− / B の5段階に分けます。 「上位20%が必ずS」のような固定割合ではないため、突出したキャラがいない週は Sが空になることもあります。表ではA帯 (A+/A/A−) を1つの段にまとめ、 枠色とカード左上のバッジで区別しています。
| Tier | スコア (コスト内の相対位置) |
|---|---|
| S | +1.0以上 |
| A+ | +0.35以上 |
| A | −0.35超 |
| A− | −1.0超 |
| B | −1.0以下 |
データ不足 (※) について
PICK率が表示値0.1%以下のキャラは勝率の統計ノイズが大きいため ※ を付けています。 縮小推定によりスコアは中立寄りに補正されますが、評価の信頼度は他のキャラより低めです。
既知の限界
- 重みの配分 (0.45/0.30/0.25) は編集判断です。ただし重みを±0.15動かしても 順位はほぼ変わらないことを確認しています。
- BAN率には「有名だから警戒される」という評判成分が含まれ、 実力以上にBANされるキャラをやや過大評価する可能性があります。
- チーム編成 (相方キャラ・コストの組み合わせ) のデータは取得できないため、 シナジー評価はできません。
手法の完全な仕様と統計的検証の記録は、リポジトリ内の docs/tier-methodology.md と docs/data-observations.md にあります。